小論文頻出テーマ「分からないことの重要性」を考えるヒント
人間はだれでもふしぎに思う気持ちを持っているものですが、その気持ちを大事にしながら、分かりたいという意欲を持ち続けることが、やがては「分かる」という結果をもたらしてくれるのではないかと思います。
最初の時点での「分からないこと」なしには、「分かる」という結果も生じないわけですから、「分からないこと」は、まさに「分かる」ための出発点であり、原点でもあると言えるでしょう。
自分で納得できるようになったときの喜びは捨てがたいものがあるでしょう。「分からない」状態から「分かる」状態に至るまでのプロセスにおいては、何が重要なのか、「分かる」ためにはどうすることが必要なのか等、疑問が生じたときの対応の仕方についても考えてみるようにしましょう。
そうすることで「分からないことの重要性」がより明確になるでしょう。
幼いころのあなたの経験を述べることを考えましょう。それによって、あなたが「分からない」状態から「分かる」状態に至るプロセスを、身をもって体験し、「分からないことの重要性」を強く意識したのであれば、その点についての具体的な説明が必要です。
あなた自身の経験を通して体得したもの(自分なりの発見)を、読み手に対して具体的に示すことによって初めて、あなたの主張に説得力が加わることになるでしょう。
世の中の多くの人々が、科学的という普遍的な知を求めたがり、そのことのみが唯一の正解であるかのように思い込んでいるのはなぜなのでしょうか? 確かに科学的という言い方で説明されてしまうと、何もかもが解明し尽くされたかのように思われがちですが、すべてのことがらを科学一辺倒で解決しようとする誤りに気づく必要もあるように思います。
科学を絶対視した科学に対する"妄信"が、常識を疑ってみることの必要性を忘れさせ、真実を見極める目を曇らせてしまうこともあるのではないでしょうか。世の中には、科学的には価値を見出すことができないようなことがらであっても、別な見方によれば、意義深いと思えることがらが多々あるように思われます。
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